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話題の残業代ゼロ制度にみえる意外なメリット!?

2014.05.30

「残業代ゼロ」制度をどう考える?
http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1566/

 政府の産業競争力会議と経済財政諮問会議の合同会議では、一部の労働者の労働時間配分を個人の裁量に委ねる方針を示した。残業代などの規制がなくなり、長時間労働を強いられる人が増える懸念もあり、家族を働き過ぎで失った遺族は「私たちが願う過労死のない社会と逆行するのではないか」と指摘する。

 

このニュースから感じること

先日発表されたこの制度。ブラック企業を助長させるだけだと話題になっていますね。

「働いた時間ではなく、成果で評価される仕組み」を生み出すための「新たな労働時間制度」。 労働の価値観・賃金の価値観としては、理想的な考え方かと思います。

中でも、人件費が制作費の大部分を占める、デザイン事務所やWebサイト制作会社では、そのデザイン料・制作費はつい「必要な時間」で見積もりがち。原価+粗利から値決めをする「原価発想」ではなく、提供できる価値から値決めをする「売価発想」であるべき、だと捉えれば賛同できる部分です。

では、この制度が励行されると、その目的は達成されるのでしょうか。

多くの中小企業は、残業代を払わなくても良い、という大義名分を手に入れるだけで、労働環境の改善にはまったく繋がらないと思います。当然労働意欲に良い影響が出るとも思えません。そもそも労働環境改善のための施策ではないかもしれませんが、結果的に日本経済にとって良い影響はないと考えます。

 

残業のない企業には関係なし

この残業代ゼロ法案、まずは年収1075万以上の高所得者が対象とのことですが、次第にこの対象となる年収を下げ、ほぼすべての労働者に適用される、というのが大方の予想として話題に上がっています。

ただ、もともと残業のない会社には一切関係のない話。あたりまえですが、メリットでもデメリットでもないわけです。

 

差別化に繋がる!?意外なメリット

ただ、裏を返せば、「適切な残業代を払う」というだけで、競合他社と簡単に差別化できる、ということにもなるでしょう。法律上は払わなくてよくなっても「残業代という文化そのもの」は、当面なくなるとも思えません。「残業代」が「福利厚生」になるかもしれませんね。たったそれだけのことで、人材確保に一役買いそうです。

ホワイト企業に人は集まり、そうでない企業は人材不足に悩み続ける、そんな状態に拍車がかかる気もします。

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水上裕之

この記事を書いた人
水上裕之

「伝えたい」を「伝わった」に変えていく!名古屋のWebサイト制作・コンサルティング会社「株式会社アットノエル」の代表をしております。企業文化を大切にしながら「どうしたら社員がもっと楽しく働けるか、働きやすくなるか」そんなことばっかり考えています。セミナー等でお話させていただくこともしばしばございます。

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