• ホーム
  • その他
  • Webサイト制作会社が自社のコーポレートサイトリニューアルで考えたこと

Webサイト制作会社が自社のコーポレートサイトリニューアルで考えたこと

2018.05.02

attnoel-renewal-01

先日、アットノエルのコーポレートサイトをリニューアルしました。

https://www.attnoel.co.jp/

 

「伝えたいことは何か?」何度も何度も、自分と会社と向き合って紡いでいった言葉やコンテンツ。

ホームページの制作は一般的な企業であれば普通は外注をするわけで、自社で企画・制作できるのがこの業種の強みである反面、自分たちのことを客観視することには苦労しました。

SNSではお知らせも兼ねてさらっとシェアしましたが、せっかくですので、今回のリニューアルの目論見・主な戦略なんかを書いておこうと思います。

リニューアルの背景

attnoel-renewal-02

リニューアル前は、おはずかしながら、会社設立時に僕が勢いで制作し、ちょこちょこ更新していた程度。
掲載していた文言やコピーにはそれなりにこだわっていましたが、企画も設計もほとんどされていなかったんですよね。

当然サイト経由のお問い合わせやご相談は、ごくたまにいただく程度。

うちは僕がアットノエルを設立する前、個人事業として立ち上げた「カタツムリデザイン」のサイトがすさまじい集客力を保持し続けているので、集客には困っていません。が、会社のブランディングとして、この状況は全然良くなくて。

Webサイトは会社の鑑とはよく言ったもので、今のアットノエルがどんなことを考え、どんなことをしているのか、その成長に合わせて、アップデートして行く必要が当然あります。

前々からこの悩みはあったわけですが、ついに、ようやく、満を持してのリニューアルとなりました。

課題:ターゲットのセグメント

現在の集客の要であるカタツムリのサイトは、個人事業主から上場企業まで、サイト経由でお問い合わせをいただきます。ありがたいんですが、これが問題。
会社もしくはビジネスステージのまったく違うお客さまは、それぞれ投資できる資金や時間、人がまったく異なります。

いくら柔軟に対応させていただいたとしても、同じ料金体系では無理をきたしてきたり、サービス展開もしにくい。
カタツムリとアットノエルとで、ターゲットを明確にわける必要がありました。

アットノエルのターゲット層

アットノエルは、比較的規模の大きな企業のWeb担当者をターゲットにしています。

わかやすく言うと「Webサイト制作 名古屋」とか「Webサイトリニューアル 名古屋」等のキーワードで検索される方。

SEO・CMS・HTML等の基本的なWeb用語はおよそ理解されてみえる方、現状の自社サイトや付き合いのある制作会社の対応に何かしらの不満を抱えている、そんな方々です。

カタツムリデザインのターゲット層

一方、カタツムリでは個人事業主や零細企業、これから創業・起業される経営者の方を対象に。

わかやすく言うと「ホームページ作成 名古屋」等のキーワードで検索される方。

ホームページをつくりたいけど、何からどうすれば良いのかまったくわからない、そんな方々です。

 

広告っていうのは、ターゲットが知りたこと(不安の払拭や問題提起)と企業側が伝えたいこと(強み・想い)のバランスだと思っていて、Webサイトも当然ターゲットに合わせたコンテンツづくりや、コピーライティングが重要になってきます。

戦略のお話になると「どんな人でも良いからとにかくたくさんお問い合わせが欲しい」という方がしばしばみえますが、広く浅くは広告では一番刺さりません。

わかりやすい具体例を挙げると、「集客には困っていないから最低限きちんとした会社のホームページが欲しい」という方に、「集客!成果!SEO対策を強化してCV200%アップ!」なんて叫んだところで、その方には何も響きません。

 

ターゲットを明確にすると必然的に、どんなページが必要で、どんな言葉で伝えるのかが変わってきます。

このブログを書いている今日現在はまだ、アットノエルの集客力は乏しいので、カタツムリの方はまだそのままおいてあるのですが、今後アットノエルできちんと集客できるようになっていったら、カタツムリの方もコンテンツを見直して、がっつりセグメントを強化する予定です。

目的:伝えたい人に伝わること

サイトリニューアルの目的は、もちろん集客になるのですが、「仕事にさえなれば良い」「とにかくお問い合わせが増えれば良い」というわけでは決してありません。

前述した課題もふまえ、ターゲット層(伝えたい人)に、僕たちの想いや考えが伝わり、ご相談・ご依頼いただく。これが目的です。

ただ、他にもこのリニューアルを機に伝えたかったこと、見えるようにしたかったことが大きく2つあります。

1.何をやっているのか、業務の見える化

ターゲットを踏まえた時に、企業のWeb担当者さんと一番やりとりすることになるうちの窓口、ディレクター。

デザイナーやエンジニアの仕事はなんとなくイメージがついても、Webサイト制作におけるディレクション業務って一番わかりにくいと思うんですね。

プロジェクトの進捗管理にはじまり「デザイン・コーディング・構築以外のすべて」と言っても良いほど、とにかく色んなことをしています。

お客さんの立場で考えた時に、そういったディレクション業務に何の価値もなければ、わざわざ見せる必要はないんですが、プロジェクトの責任者として、企画も練れば、戦略も考える。そこにはとても価値があって、そしてその価値がなかなか伝えられていないと常々感じていて。

逆に言うと「こんなこと相談して良いのかな?対応してもらえるのかな?」そんな疑問をお持ちの方に、うちが普段やっていることをきちんと見せておくことで、安心してもらえるはずだと考えました。

どんな業種でも幅広く対応できることがうちの強みでもあるので、それを見えるようにしない手はないと。

つまり「価値の見える化」「業務の見える化」これを実現しようと考えました。

 

この考えにのっとって企画したコンテンツが「DIRECTOR BLOG」です。

他の制作会社さん等でよくあるケースとして、デザイナーさんやエンジニアさんがその技術や知識をスタッフブログで書いてみえたりすると思うんですが、いくらある程度Webの知識のある人をターゲットにしていたとしても、やっぱりよくわからないと思うんですよね。

専門的なことを言えばそのサイトのSEOに貢献していたり、転職希望者には良いと思いますし、そうやって発信すること自体は素晴らしい。でも集客向け(ターゲット向け)ではないなあと思って。

そんな理由で、うちの場合は「DIRECTOR BLOG」になりました。

デザインや技術的なことを書く場合もあろうかとは思いますが、それも常日頃お客さまとやりとりをしているディレクターが書くことによって、かなりわかりやすく(ターゲット目線)で噛み砕いて書くことができるかと思います。

2.制作フローの見える化

Webサイトの技術や概念、役割は日に日に変化していって、「がっつり本気でつくるとこういったフローが必要になってくる」ということはある程度知って欲しかったのと、Webサイト制作のようにオーダーメイドでのモノづくりを依頼する場合、僕はその過程もかなり重要な「価値」だと考えていて。

今回リニューアルしたこのうちのWebサイト。お客さまをはじめ「わかりやすくて素晴らしい」等のお言葉をたくさん頂戴しました。ではこのサイト、公開まで一体どのくらいの時間がかかってると思いますか?

6人がかりで、のべ数百時間はゆうに費やしています。出来上がったもの、結果だけ見るとシンプルなんですけどね。

まずデザインに着手するまでにかなりの時間を要していますし、時間をかければ良いってものでは決してありませんが「良いものをつくるにはそれなりの計画が必要」ということは伝えておきたいなと。

その結果、「TOPページ」や「アットノエルができること」というページには、制作プロセスをしっかり掲載しました。

強み・こだわり

今回の新サイトで重要なコンテンツのひとつ「アットノエルが大切にしていること」。

このページには「シンパシー×クリエイティブ×マーケティング」というキーワードを大々的に掲載しています。

実はこのキーワード、企画初期は「クリエイティブ×マーケティング」という言葉でした。「シンパシー」が無かったんですね。

まだまだマーケティングや企画戦略が苦手な会社さんもありますが、今後のWeb業界の動向を考えた時に、これだけでは不十分と判断。
もうひとつ掛け算が必要だ‥ということで「シンパシー」という言葉をさらに掛けました。

「シンパシー×クリエイティブ×マーケティング」

もちろん、希少性や独自性を無理やり出すために適当に足したわけでもなんでもなくって。もともとうちは、お客さんの想いを重要視しているのですが、そもそもそういった部分が明文化できていないことにも気づき‥・結果的にしっくりくるキーワードをつくることができました。

さらに独自化するために

とにかく言葉にはこだわりました。

キャッチコピー、文章。

極論ですが、どんなに素敵なサイトでも、何語かもよくわからない、何を書いてあるのかさっぱりわからないサイトで物は買わないでしょ?

何かしらモノを伝えようとした時に「言葉」というのはむちゃくちゃ大事な要素なので、相当な時間をかけましたし、今後もまだまだ手を入れていくと思います。

今後のこと

自社で制作したサイトとはいえ、時間的投資、人件費はかかっているわけですから、かけた分のコストはきっちり回収し、さらにそれ以上の成果を出さなければなりません。

お客さんのホームページ制作時にも良くお話しますが、Webサイトのアップはゴールじゃありません。ここから改善を繰り返して、集客できるサイトへと育てていこうと思います。

Web屋がWebを使って自社の集客をできなければお話にならない。

まずは夏までに月2〜3件はこのアットノエルのWebサイトからご相談いただける状況をつくるのが目標。

きちんと集客できるサイトに育て上げますので、見ててくださいまし。

最後までお読み頂きありがとうございます!
シェアしていただけると嬉しいです!

  • この記事をシェアする
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

水上裕之

この記事を書いた人
水上裕之

「伝えたい」を「伝わった」に変えていく!名古屋のWebサイト制作・コンサルティング会社「株式会社アットノエル」の代表をしております。企業文化を大切にしながら「どうしたら社員がもっと楽しく働けるか、働きやすくなるか」そんなことばっかり考えています。セミナー等でお話させていただくこともしばしばございます。

Instagram